食事の場面で使うことばをまとめました。技能評価試験にも介護日本語評価試験にも出る、いちばん大事な範囲のひとつです。読み方と意味をセットで覚えてください。

食べる・飲みこむことば

ことば 読み 意味
食事介助 しょくじかいじょ 食べることを手伝うこと
嚥下 えんげ 食べ物や飲み物を飲みこむこと
誤嚥 ごえん 食べ物などがまちがって気管に入ること
誤嚥性肺炎 ごえんせいはいえん 誤嚥が原因で起こる肺炎
むせる — 気管に入りかけて、せきこむこと
咀嚼 そしゃく 食べ物をかむこと
食欲 しょくよく 食べたいという気持ち
主食 しゅしょく ごはん・パンなど
副食 ふくしょく おかず

注意: 「嚥下」と「誤嚥」は1文字ちがいですが、意味が正反対です。嚥下=正しく飲みこむ/誤嚥=まちがって気管に入る。試験でよく入れかえて出題されます。

食事のときの安全にかかわることば

ことば 読み 意味・現場での使い方
とろみ剤 とろみざい 飲み物にとろみをつけて、むせを防ぐもの
刻み食 きざみしょく 食べ物を小さく切った食事
ミキサー食 — ミキサーにかけたなめらかな食事
一口量 ひとくちりょう 一度に口に入れる量
前かがみ まえかがみ 少し前に体をたおした姿勢。あごを引くと誤嚥しにくい
姿勢 しせい 体のかまえ方

覚えるポイント: さらさらの水分はのどを速く流れるので、むせやすい人には危険です。だからとろみをつけます。「水分をやめる」は脱水になるので誤りです。

口の中のことば

ことば 読み 意味
口腔ケア こうくうケア 口の中を清潔にすること
義歯 ぎし 入れ歯
歯肉 しにく はぐき
舌 した —
うがい — 水で口をすすぐこと

義歯の手入れは試験に出ます。外して流水で洗い、専用のブラシでみがきます。熱いお湯は変形の原因、研磨剤入りの歯みがき粉は傷の原因になります。保管するときは乾燥させないで水につけておきます。

水分にかかわることば

ことば 読み 意味
水分補給 すいぶんほきゅう 水やお茶などを飲んでもらうこと
脱水 だっすい 体の水分が足りなくなること
口渇 こうかつ のどのかわき

高齢者は口渇を感じにくいため、のどがかわく前に、時間を決めてこまめにすすめることが大切です。

食事の環境と伝え方

ことば 読み 意味
クロックポジション — 料理の位置を時計の数字で伝える方法
配膳 はいぜん 食事を運んで並べること
下膳 げぜん 食べ終わった食器を下げること
食事形態 しょくじけいたい きざみ食・ミキサー食などの食事の形

クロックポジションは、目が見えにくい利用者に「6時の位置にごはんがあります」「3時の位置にお茶があります」と伝える方法です。位置がわかれば自分の力で食べられます。

そのまま使える声かけの例

  • 「これから昼ごはんです。手を洗いましょうか」
  • 「ゆっくり食べてくださいね」
  • 「飲みこめましたか」(次の一口を運ぶ前に確認する)
  • 「6時の位置にごはん、3時の位置にお茶があります」
  • 「お茶にとろみをつけました。ゆっくり飲んでください」

練習問題で確認する

→ 介護のことばの練習問題 15問を解く / 生活支援技術の練習問題 35問を解く

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