介護日本語評価試験は15問中、「介護の会話/声かけ」5問・「介護の文書」5問がこの範囲です。つまり3分の2がここに関係します。用語だけでなく、実際に使う言い方まで覚えましょう。
情報を伝えることば
| ことば | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 申し送り | もうしおくり | 勤務交代のとき、次の職員に情報を伝えること |
| 報告 | ほうこく | 上司や先輩に、あったことを伝えること |
| 連絡 | れんらく | 関係する人に情報を知らせること |
| 相談 | そうだん | 判断に迷ったとき、人に聞くこと |
| 介護記録 | かいごきろく | 利用者の様子を書いた記録 |
| 記入 | きにゅう | 書きこむこと |
| 経過 | けいか | 時間とともに変わっていく様子 |
| 状態 | じょうたい | 今の様子 |
報告・連絡・相談をまとめて**「ほうれんそう」**といいます。「いつもとちがう」と感じたら、自分で判断せず、すぐに報告するのが介護職の基本です。
話を聞く・かかわることば
| ことば | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 声かけ | こえかけ | 話しかけること |
| 傾聴 | けいちょう | 相手の話を最後まで、気持ちに寄りそって聞くこと |
| 共感 | きょうかん | 相手の気持ちを、そのとおりだと感じること |
| 受容 | じゅよう | 相手をそのまま受け入れること |
| 自己決定 | じこけってい | 自分のことを自分で決めること |
| 同意 | どうい | 「いいですよ」と認めてもらうこと |
| 説明 | せつめい | 何をするかを伝えること |
| 見守り | みまもり | すぐ手を出さず、そばで様子を見て安全を確かめること |
安全・きまりのことば
| ことば | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 守秘義務 | しゅひぎむ | 仕事で知った個人情報を、人に話さない義務 |
| 個人情報 | こじんじょうほう | 名前・病気・家族のことなど |
| ヒヤリハット | — | 事故になる一歩手前の「ひやっ」とした出来事 |
| 事故報告 | じこほうこく | 事故があったことを報告すること |
| 身体拘束 | しんたいこうそく | 体をしばる・おさえるなど、動きを止めること |
| 苦情 | くじょう | 「対応が悪い」などの申し出 |
| 虐待 | ぎゃくたい | 利用者を傷つける行為 |
ヒヤリハットは、小さなことでも報告します。 報告は罰ではなく、事故を防ぐための情報です。
記録の書き方のルール
試験に出るポイントは3つです。
- 事実を書く — 見たこと・聞いたことを、そのまま正確に。想像や自分の意見は書かない
- その日のうちに書く — あとでまとめて書くと、まちがいや書きもれが出る
- 出来事こそ書く — 転倒などがあったときこそ、かならず記録して報告する
良い例: 「10時、居室で床にすわっているところを発見。『立とうとしてしりもちをついた』と話す。左ひじに発赤あり。看護師に報告。」
悪い例: 「たぶん転んだと思われる。特に問題なさそう。」
そのまま使える声かけの例
介助を始めるとき
- 「失礼します。〇〇です」
- 「これからお着がえをお手伝いします。よろしいですか」
選んでもらうとき
- 「赤い服と青い服、どちらがいいですか」
確認するとき
- 「痛くないですか」
- 「ご気分はいかがですか」
苦情を受けたとき
- 最後まで聞く
- 「いやな思いをさせてしまい、申し訳ありません」
- 上司に報告する
ほかの利用者のことを聞かれたとき
- 「ほかの方のことは、お話しできません」
申し送りの言い方
- 「〇〇さん、昨夜から食欲が低下しています。水分はとれています。体温は36度8分です」
練習問題で確認する
→ コミュニケーション技術の練習問題 15問を解く / 介護のことばの練習問題 15問を解く
関連: 介護日本語評価試験とは / コミュニケーション技術の対策