特定技能「飲食料品製造業」は、外国人が日本の食品工場で働くための在留資格です。弁当・そうざい、パン・菓子、めん類、水産加工、乳製品、飲料、調味料など、飲食料品を作る工場が幅広く対象になります。

外食業(レストランなどの店舗)とは別の分野です。同じ「食品」でも、店で作るのか工場で作るのかで試験が分かれます。

必要な試験

飲食料品製造業では、次の2つが必要です。

試験 内容
飲食料品製造業の技能測定試験 衛生管理、HACCP、労働安全衛生、製造・加工の基礎知識
JFT-Basic または JLPT N4以上 基礎的な日本語力(どちらか一方)

介護分野とちがい、飲食料品製造業には分野専用の日本語試験がありません。日本語要件はJFT-BasicまたはJLPT N4で満たします。

試験時間・問題数・受験料・合格基準について: これらは変更されることがあり、当サイトでは確認できた根拠のない数字を書かない方針です。必ず試験の公式サイトで最新情報をご確認ください。

何が問われるか

出題の中心は「安全な食品を、決められたとおりに作る」ことです。当サイトの練習問題も、この考え方で5つに分けています。

分野 何を問われるか 練習問題
一般衛生管理 入場手順、5S、手洗い、交差汚染、ゾーニング、そ族・昆虫の防除 25問
HACCPによる衛生管理 危害要因、CCP、モニタリング、改善措置、記録、金属検出機 20問
労働安全衛生 機械の巻きこみ、保護具、腰痛予防、薬品、避難、ヒヤリハット 25問
製造・加工の基礎 先入れ先出し、期限、解凍、計量、包装、表示ラベル、不良品 20問
(日本語) 工場で毎日使うことば 工場のことば 10問

外食業とのちがい

飲食料品製造業の試験には、飲食店の試験にはない論点があります。

  • HACCPを、記録まで含めて問われる。工場は届け先が広く、1つの異常が大量の製品に及びます
  • 機械のけがが多い。動いている機械に手を入れた巻きこみ、刃物、フォークリフト
  • ロットと追跡(トレーサビリティ)。いつ・どの材料で作ったかを、あとからさかのぼれるようにする
  • アレルギー表示と製品の切りかえ。前の製品が残ると、表示にない材料が混ざる

逆に、接客はほとんど出ません。相手はお客様ではなく、次の工程と、記録を見る人です。

分野別の対策記事

どんな仕事をするか

工場の仕事は、おおよそ次の流れに並んでいます。

  1. 原材料の受け入れ … 品名・数量・期限・温度・こわれがないかを確認して記録する
  2. 下処理・計量 … 洗う、切る、はかる
  3. 加熱・冷却 … 決められた温度と時間で加熱し、決められた温度まで冷やす
  4. 充填・包装 … 容器に入れ、封をする
  5. 検品・金属検出 … 見た目、重量、異物を確認する
  6. 表示・出荷 … ラベルと期限を印字し、決められた温度で出荷する

配属されるのは、このうちのどこか1つか2つであることが多いです。自分の工程が全体のどこにあるかが分かると、なぜその決まりがあるのかが分かります。

試験に合格しても

試験に合格しても、在留資格やビザの発給が保証されるわけではありません(出入国在留管理庁の審査があります)。また、技能実習2号を良好に修了した人は試験が免除される場合があります。→ 試験免除の条件

高額な手数料を求める仲介には注意してください。

無料で対策を始める

当サイトでは、飲食料品製造業の練習問題100問を無料で公開しています。問題文と選択肢は日本語(ふりがな付き)、解説はベトナム語・インドネシア語でも読めます。

本サイトの問題はすべてオリジナルです。実際の試験問題の転載ではありません。試験の最新情報は必ず公式サイトで確認してください。